北海道胆振東部地震との因果関係が強く疑われる苫小牧CCSを直ちに中止せよ

国・地方・行政に、言いたい! 北海道胆振東部地震との因果関係が強く疑われる苫小牧CCSを直ちに中止せよ

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    • #325

      2016年4月から、北海道苫小牧市の沖合いで経済産業省(平成30年度からはNEDO)によりCCS大規模実証試験が実施されています。

      CCS(二酸化炭素回収・貯留)とは、地球温暖化の元凶とされるCO2ガスを地下深くに圧入して封じ込めることで、これまで既に20万トン以上ものCO2を苫小牧沖合約3kmの海底下深さ約1kmの貯留層へ圧入しています。

      ところが、このCCS大規模実証試験が昨年9月6日未明に発生し大きな被害をもたらした北海道胆振東部地震を引き起こした原因ではないかと、強く疑われているのです。

      CCSと地震との因果関係について、苫小牧CCSが始まる時に警鐘を鳴らした専門家の文章を引用します。

       この4月から、北海道苫小牧(とまこまい)市の沖で実証実験「CCS」が始まっている。二酸化炭素を地下に圧入する実験である。

      二酸化炭素ガスは地球温暖化の元凶とされている。このガスを減らすため、工業活動から出る二酸化炭素を深さ1000メートルを超える海底下に封じ込めるための実験だ。

      100~200気圧といった高い圧力で圧入された二酸化炭素は、年月がたつと水に溶け込んだり、周囲の岩石と結び付くなどして安定化するとされている。

      この実験は日本では二度目のものだ。最初のものは2003年から1年半ほど、新潟県長岡市の天然ガス田で実施した。圧入したのは合計約1万トンだった。

      長岡で圧入された深さは1100メートルだった。液体を通さない層(キャップロック)が傘のような形をしていて、その頂上部の内側に圧入した。傘は学問的には「背斜(はいしゃ)構造」という。地層としては、ずっと深いところまで連続している。

      苫小牧での実験はずっと大規模なものだ。年10万トン以上で、能力的には年20万トンまで可能という。長岡での実験よりも1桁以上多い。

      しかし、人間が地球に何かをすることが、世界各地で地震を引き起こしはじめている。

      地震学の教科書には、「米国では西岸のカリフォルニア州と北部のアラスカ州以外には地震は起きない」と書いてある。

      しかし情勢は変わった。14年6月にはシェールガスの採掘がさかんな米国南部にあるオクラホマ州の地震数が全米一になったのだ。このほか、米国の東部やカナダなど、地震がなかったところでも地震が起きだしている。

      これらはいずれも、深い穴を掘ってシェールガスの採掘を始めてから地震が起き出したものだと考えられている。シェールガスの採掘には水圧破砕法が使われる。化学薬品を含む液体に高圧をかけて地中に圧入する手法だ。

      また、地震が起きなかったオランダでも天然ガスの採取によって地震が起きて騒ぎになっている。

      そのほか、世界各地のダムで、貯水後に、いままで起きていなかった地震が起きだしたことも知られている。1967年、インドでは死者200人弱を出した大地震が起きた。ダムの底から水がしみ込んでいって起こしたものだと思われている。

      じつは、長岡で二酸化炭素の圧入実験をした長岡ガス田は、後に起きた新潟県中越地震(2004年)の震央から約20キロ、新潟県中越沖地震(07年)のときにも反対側にやはり20キロしか離れていないところだった。新潟県中越地震はマグニチュード(M)6・8で68人の死者を生み、中越沖地震もM6・8で死者15人だった。

      二酸化炭素を地下に圧入する実験は日本に限らず、米国、ノルウェーなど世界の14カ所で行われている。最終的には1カ所で年に80万~100万トンを圧入する計画だ。

      日本に限らず世界のどこかで、被害を起こすような地震が起きなければいいのだが。(※参考文献)

      ※参考文献
      「人の手が新たな地震を生み出しているのか 二酸化炭素を地下に圧入する実験」島村英紀:元北海道大学地震火山研究観測センター長
      https://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20160708/dms1607080830008-n1.htm

    • #335

      鳩山由紀夫氏のツイートが、物議をかもしているようだね。

      鳩山由紀夫
      @hatoyamayukio

      先日昨年の北海道厚真町地震が高圧でCO2を地下に貯蔵するCCSにより人工的に引き起こされたのではないかと書いた。実際、北大の研究者が5年前にその可能性があるとする論文を発表していた。日本では地震の影響を考慮するとCCSは非現実とも述べている。政府は決して認めないだろうがCCSは再考すべきだ。
      1:12 – 2019年2月21日

      この件に関しては、彼のツイートだからと言って笑ってすますことができないよ。
      このデータを見てほしい。

      ——–
      新潟県長岡市
      2003年 CO2圧入開始(合計1万トン)
      2004年 新潟県中越地震(圧入地点から20km)M6.8
      2007年 新潟県中越沖地震(圧入地点から20km)M6.8

      苫小牧市
      2016年 CO2圧入開始(年10万トン)
      2018年 北海道胆振東部地震(圧入地点から20km)M6.7
      2019年 一昨日の地震(圧入地点から20km)M5.8
      ——–

      これを見てもただの偶然だと思えるとしたら、かなりオメデタイ人だろうね。

      もしCCS大規模実証試験が地震の引き金になっているとしたら、鳩山氏の言うように、北海道胆振東部地震による41人の犠牲者は人災と言ってもあながち間違いじゃない。

    • #336

      CCSが地震の原因になることを理論的に説明している興味深いビデオがあったよ。

      地下空間に液化CO2を圧入するのは危険である(前編)

      地下空間に液化CO2を圧入するのは危険である(後編)

    • #337

      えぞももんがさん

      ご紹介の動画を拝見しました。

      CCSが新潟県中越地震や北海道胆振東部地震の引き金になったのは疑いないとして、震源が圧入地点の直下ではなく約20km離れていることが疑問でしたが、石田氏の「地震爆発説」によればみごとに説明がつくことに感銘を受けました。

      地震発生のメカニズムについて、従来の定説を再考すべきかもしれません。

    • #338

      警告・苫小牧のCCSは危険性がある

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